危険生物かれん 気まぐれ 男性の声劇シナリオ置き場

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終末のEDEN~終末を迎える恋人達~ 三人向け 30分ほど

人って何だろうね?

これは遠い未来の話

アンドロイドがいて

サイボーグがいる

けど、この世界には緩和医療があった

声先端のバーチャルシステムを取り入れた この世界で

彼らは自分と戦い続ける

役(三役)

〇X・マキナ EDENの管理人 アンドロイド

リョーマ ほとんどサイボーグな男の人

〇アリサ バーチャルでは可愛い少女

台本本編

X・マキナ:(M)「やぁ、諸君(しょくん)、、、元気かな?」
X・マキナ:(M)「私の名前は エクス・マキナ 青葉病院の院長であり 仮想現実装置エデンの管理人でもある」
X・マキナ:(M)「これは、アンドロイドである 私が残した記録だ」
X・マキナ:(M)「なぜ残したかって?簡単だ、、、人間になりたかったからだ」
X・マキナ:(M)「人は弱く儚(はかな)く 愚鈍(ぐどん)であるのに、、、愛(いと)おしい」
X・マキナ:(M)「君は、そうは思っていないだろうけどね」
X・マキナ:(M)「羨(うらや)ましいものだよ、、、君たちが」
X・マキナ:(M)「それでは、失礼(しつれい)するよ 今日は新しい先生が来る予定なんでね」
X・マキナ:(M)「これは、、、私が 私であるための記録だ」



X・マキナ:「やぁ、先生」
リョーマ:「先生?」
X・マキナ:「君はここのカウンセラーになりに来たんだろ?なら、先生だ」
リョーマ:「えと」
X・マキナ:「おや?アンドロイドと 仕事は初めてかな?」
X・マキナ:「実はね 私もほぼ全身サイボーグの人間と仕事するのは 初めてなんだよ」
リョーマ:「は、、、はぁ?」
X・マキナ:「私の名前は エクス・マキナ マキナちゃんって気軽(きがる)に呼んでくれ」
リョーマ:「あなたが、ここの医院長なのですか?」
X・マキナ:「そうだ!私の専門のカウンセラー兼(けん)ここの責任者がいるのだが、、、」
リョーマ:「だが?」
X・マキナ:「彼は、趣味の庭いじりに夢中でね」
X・マキナ:「誰も見やしない ここの庭の管理中だ」
リョーマ:「なるほど、、、」
X・マキナ:「無駄(むだ)なことしてるな?、、、と、思ったかい?」
リョーマ:「は?」
X・マキナ:「そんな顔をしてたからね」
リョーマ:「そうですね、、、そうだと思います」
X・マキナ:「はっきりした いい返事だね、、、ま、いっか!」
X・マキナ:「とりあえず、仕事の説明に移ろうか?」
リョーマ:「患者のメンタルケアが主な仕事だと聞いてます」
X・マキナ:「ここ、青葉病院は最先端の緩和(かんわ)医療専門の病院だ」
X・マキナ:「アンドロイドが社会進出し 医療技術が発達しても まだ、解明されてない病気は無くならない」
リョーマ:「身体を組み変えれば良いのでは?」
X・マキナ:「機械にかい?」
X・マキナ:「大抵の人はお金も集められないさ」
X・マキナ:「しかも、手術の成功率は3割 何らかの脳障害が残る可能性もあるときた」
X・マキナ:「そして、何より、、、」
リョーマ:「ハガネに心は宿るのか?」
X・マキナ:「、、、そうだね 私たちはどこまで近づいても 所詮(しょせん) 体は 鉄くずだ」
リョーマ:「誤魔化(ごまか)さないのですね?」
X・マキナ:「優しくされたいのかい?私に?」
リョーマ:「そんなことは」
X・マキナ:「まぁ!この会話の続きは また、しよう!」
X・マキナ:「仕事内容は単純だ この最新の仮想空間装置 ギアを付けてもらい 中にいる患者のメンタルケアを担当してもらう」
リョーマ:「仮想空間で患者とゲームをしろと?」
X・マキナ:「そんなとこだ」
X・マキナ:「彼らは、様々の事情を抱えて ここに入院している」
X・マキナ:「そのメンタルケアが 私たちの主な仕事だ♪」
リョーマ:「あなたとこの立派な仮想空間装置で 問題を解決出来るのでは?」
X・マキナ:「君は 私たちを万能な装置と勘違いしてないかい?」
リョーマ:「違うんですか?」
X・マキナ:「そんなものでは無いよ、、、むしろ、欠陥(けっかん)だからけさ」
X・マキナ:「ハガネに 魂など宿(やど)らないのだから」


アリサ:「終末のEDEN~終末を迎える恋人達~」



アリサ:(M)「恋はどんな味なんだろう?」
アリサ:(M)「アイスクリームみたいに甘い?」
アリサ:(M)「ミカンのように酸っぱい?」
アリサ:(M)「ゴーヤのように苦い味?」
アリサ:(M)「分からない、、、誰も教えてくれないから」
アリサ:(M)「だけど、、、これだけ、分かる」
アリサ:(M)「多分、私がその味を理解する日は来ないと」



X・マキナ:「さて、アバターを作成してきたかな?」
リョーマ:「言われた通りに」
X・マキナ:「アバターネームは、リョーマ、、、ねぇ」
リョーマ:「他にその名前を使ってる 人がいましたか?」
X・マキナ:「いや!センスがあるね!」
リョーマ:「皮肉(ひにく)ですか?」
X・マキナ:「当たり前だろ?」
リョーマ:「意地悪(いじわる)ですね」
X・マキナ:「それだけが、取り柄(え)でね〜」
X・マキナ:「さて!そんな、君に指名が入った!」
リョーマ:「指名?」
X・マキナ:「ここ、EDENでは 患者が先生を選び 仮想空間を楽しんで貰っているのさ」
リョーマ:「では、自分は選ばれたと」
X・マキナ:「ここの患者のアリサちゃんにね! データを確認してくれ」
リョーマ:「なるほど、、、これはゲームステータスですよね?」
X・マキナ:「女の子の秘密を探るのは 野暮(やぼ)なことだぞ?」
リョーマ:「そもそも、彼女は 女の子なんですかね?」
X・マキナ:「さぁね!大切なのは、、、」
X・マキナ:「君が彼女を幸せに出来るかだ」
リョーマ:「そんな、無茶苦茶(むちゃくちゃ)な」
X・マキナ:「さぁ!リョーマ先生 ダイブのお時間だ」
X・マキナ:「よき夢を、、、」



アリサ:「先生?」
リョーマ:「ん?」
アリサ:「先生!」
リョーマ:「うーん、、、ここは?」
アリサ:「EDENだよ? そして、ここは私の好きな 学校の屋上」
リョーマ:「それは、見れば分かるさ、、、えと」
アリサ:「私がアリサ あなたの患者よ」
リョーマ:「なるほどね、、、それで」
アリサ:「ん?」
リョーマ:「アリサさんは 自分に何をしてほしいんだい?」
アリサ:「アリサちゃんって、呼んでくれませんか?」
リョーマ:「なんで?」
アリサ:「よそよそしいのが 苦手なんで」
リョーマ:「なるほど、、、では、アリサちゃん」
アリサ:「な〜に?」
リョーマ:「君の要望は?」
アリサ:「先生、、、いや、リョーマさん」
リョーマ:「はい」
アリサ:「私の恋人になってくれませんか?」
リョーマ:「、、、はい?」



X・マキナ:(M)「恋ねぇ、、、羨ましい限りだよ」
X・マキナ:(M)「時代は変わり、、、私たちにも 消費期限と人権が認められた」
X・マキナ:(M)「それは 私たちが望み、、、選んだもの」
X・マキナ:(M)「私たちは 死を選び 生を得た」
X・マキナ:(M)「けれど、、、恋は出来てない」
X・マキナ:(M)「羨ましいよ、、、アリサちゃん 君は」

X・マキナ:(M)「恋に恋する乙女(おとめ)なんだね?」


リョーマ:「はぁ、、、」
アリサ:「お返事 頂けますか?」
リョーマ:「急ぐのかい?」
アリサ:「女の子を待たせるような 野暮(やぼ)な人なのですか?先生は」
リョーマ:「まったく、、、騙された気分だよ」
アリサ:「あら?説明されなかった感じ?」
リョーマ:「そんな感じ」
アリサ:「あの先生も そんなお茶目なとこあるのね」
リョーマ:「お茶目ですまないだろ、、、最早、悪ガキだ」
アリサ:「アハハ♪それは、違いないわね」
リョーマ:「さて、困った」
アリサ:「なんで?」
リョーマ:「自分は その要望に答えられないかも知れない」
アリサ:「なんで?」
リョーマ:「それは、自分が ほぼ全身サイボーグだからだ」
リョーマ:「全身 鉄くずの私は 君のことを愛せる自信がない」
アリサ:「あ、、、あはは」
リョーマ:「笑うとこかい?」
アリサ:「だって、そこまで真面目に考えるなんて」
リョーマ:「恋人だろ?」
アリサ:「この仮想空間のよ?」
リョーマ:「つまり?」
アリサ:「嘘でもいいの、、、私の恋人なってくれない?」
リョーマ:「、、、なるほど、そういう事か」
アリサ:「おかしな先生ね けど、気に入っちゃった!」
リョーマ:「でも、自分は相応しくないのでは?」
アリサ:「そんなことは無いわ、、、貴方がいい」
アリサ:「リョーマさん、もう一度 言わせて」
アリサ:「私を、、、あなたの恋人にしてください!」



X・マキナ:「初診療お疲れ様♪リョーマ先生」
リョーマ:「自分に言うことありませんか?」
X・マキナ:「カップル成立おめでとう!! おめでたいねぇ〜赤飯でも炊くかい?」
リョーマ:「いらないですよ、、、食べれないですし」
X・マキナ:「まぁまぁ!美味しいハイオクが出るバーでも紹介しようか?」
リョーマ:「結構ですよ! 味はデータで味わうし 体に合わないガソリン入れる人 なんていないでしょ?」
X・マキナ:「なるほどね、、、君と私 同じ鉄くずなのに ここまで違うもんなんだね♪」
リョーマ:「妬ましいんですか?」
X・マキナ:「正直ね」
リョーマ:「どうして?」
X・マキナ:「私では、アリサちゃんの恋人になれないからさ」
リョーマ:「そんなことは」
X・マキナ:「あるのさ」
リョーマ:「は!」
X・マキナ:「いいな〜、、、君のその表情」
リョーマ:「近い、、、です!」
X・マキナ:「私も、、、脳があれば 君みたいな 表情が出来たのだろうか?」
リョーマ:「そんなの分かりませんよ! 自分にだって、分からないんですから!」
X・マキナ:「そうだろうね、、、だからこそ、羨ましいよ」
X・マキナ:「なぁ?リョーマ先生、、、あんたは恋をしてるのかい?」



アリサ:(M)「分からない、、、恋の味」
アリサ:(M)「知れば 知れば その味は複雑になるのを感じる」
アリサ:(M)「手を重ねても 理解し合えないことが増える」
アリサ:(M)「手を離すと 辛くなる、、、けど、安心する」
アリサ:(M)「なんでだろう?」



リョーマ:「なぁ?アリサちゃん」
アリサ:「ん?」
リョーマ:「どうしたんだ?ボーッと、して」
アリサ:「ふふふ、、、あなたに言われるとはね」
リョーマ:「どういう意味だい?」
アリサ:「気にしなくていい事よ」
リョーマ:「そうか、、、」
アリサ:「それで?」
リョーマ:「ん?」
アリサ:「何かしら?」
リョーマ:「そうそう! 自分達は 恋人同士だろ?」
アリサ:「そうね」
リョーマ:「なら、リョーマさんって 変じゃないか?」
アリサ:「変?」
リョーマ:「恋人って 名前で呼び合うものだろ?」
アリサ:「確かにね、、、なら!」
リョーマ:「ん?」
アリサ:「私の事も 名前で呼んでくれるよね?リョーマ



X・マキナ:「やぁ、アリサちゃん 久しぶりだね」
アリサ:「マキナ」
X・マキナ:「まだ、私のことは 苦手かい?」
アリサ:「ごめんなさい」
X・マキナ:「仕方ないさ 君たちを管理しているのは EDENであり 私、、、だからね」
アリサ:「ねぇ?マキナ」
X・マキナ:「なんだい?」
アリサ:「私は あなたの想像を越えられてる かしら?」
X・マキナ:「その質問は 何を意図してかな?」
X・マキナ:「ここは、 その質問について理解できません、、、と、洒落の効かせた言い訳をするべきかい?」
アリサ:「必要ありません」
X・マキナ:「そうかい?残念だ」
アリサ:「今日は何の用事ですか?」
X・マキナ:「賢い君なら 分かっているだろう?余命宣告だ、、、君は明日死ぬ」
アリサ:「、、、そう」
X・マキナ:「何か食べたいものくらいあるかい?」
アリサ:「何も、、、ただ」
X・マキナ:「ただ?」
アリサ:「明日もデートさせて下さい」
X・マキナ:「何故だい?」
アリサ:「理由なんてありません」
X・マキナ:「ほう?理由もなく デートをしていたい と」
アリサ:「知りたいのです、、、私は、この世界に愛されていたのか 」



X・マキナ:「皮肉なものだね、、、人間は」



リョーマ:(M)「海に行き 山に行き ショッピングモールへ行った」
リョーマ:(M)「このEDENの仮想空間は 記録にある場所なら、どこへでも行けた」
リョーマ:(M)「逆を言えば、記憶にない場所の再現能力は低かった」
リョーマ:(M)「EDENでも人気のある観光地を巡り」
リョーマ:(M)「その日は、映画館に来ていた」
リョーマ:(M)「演目は ありきたりなラブストーリー」
リョーマ:(M)「それを、アリサは静かに眺め 感動に打ち震えていた、、、」



アリサ:「面白かったわね 映画」
リョーマ:「そうかい?」
アリサ:「退屈だったかしら?」
リョーマ:「お世辞でも言ってほしいのかい?」
アリサ:「いらないわ、、、そんな所が、あなたの素敵な所だから」
リョーマ:「そんなことは無いさ」
アリサ:「、、、ねぇ?リョーマ
リョーマ:「なんだい?」
アリサ:「明日は遊園地に行きましょう!」
リョーマ:「お早いお誘いだな、、、今日は、始まったばかりじゃないか」
アリサ:「だめ、、、かしら?」
リョーマ:「拒否権はあるかい?」
アリサ:「あるわ」
リョーマ:「いいや ないね」
アリサ:「何で?」
リョーマ:「それは、、、自分が 君の彼氏だからだ」
アリサ:「、、、アハ」
リョーマ:「笑うとこかい?」
アリサ:「アハハ」
リョーマ:「好きなだけ笑うといいさ、、、笑ってるほうが、君には似合うからね」
アリサ:「、、、ありがとう リョーマ



X・マキナ:「やぁ おはよう♪リョーマ先生」
リョーマ:「ん?マキナか」
X・マキナ:「私の事も呼び捨てかい?いやぁ、私も罪な女だ」
リョーマ:「用事がないなら 自分は業務に戻りますよ?」
X・マキナ:「おっと!、、、その必要はないよ」
リョーマ:「何でですか?」
X・マキナ:「昨日の夜中、、、アリサちゃんの所有者が亡くなった」
リョーマ:「、、、え?」
X・マキナ:「予言できた事だろ?この仕事をしてたら」
リョーマ:「そんな素振りは1度も」
X・マキナ:「気丈に振舞ってたんだろうさ 彼女なりに」
リョーマ:「そんな、、、」
X・マキナ:「さて、業務報告書の書類作成の手続きを」
リョーマ:「待ってください!」
X・マキナ:「、、、なんだい?なにか不満かね?」
リョーマ:「不満を並べたら 世界中の祇が足りません」
X・マキナ:「そりゃあ、難儀な事だね、、、」
リョーマ:「なので」
X・マキナ:「ん?」
リョーマ:「お願いがあります」
X・マキナ:「ほぅ、、、私にかい?」
リョーマ:「自分に 今日1日、、、1日だけでいい! EDENの使用許可を出してください!」
X・マキナ:「それに なんのメリットがある?」
X・マキナ:「私は メリットのない取り引きはしたがらない のだがね?」
リョーマ:「応じない場合は」
X・マキナ:「場合は?」
リョーマ:「報告書作成に世界中の紙を要求します」
X・マキナ:「、、、おいおい、冗談だろ?」
リョーマ:「自分は ジョークが苦手なので」
X・マキナ:「それは、クレイジーだね」
リョーマ:「書いて見せますよ、、、あなたが許可するまで」
リョーマ:「この恋物語を!」
X・マキナ:「ほう、、!いいだろう!気に入った♪君に使用許可を出そう」
X・マキナ:「聞かせてくれよ、、、君の恋のエンディングを」



リョーマ:「さて、、、ここだろ?」
リョーマ:「どうせ、君は意地悪なんだ 隠れてるだけだろ?」
リョーマ:「出てきてくれよ、、、アリサ」
アリサ:「出てこなかったら?」
リョーマ:「そうだな、、、自分が泣き出すかもしれない」
アリサ:「アハハ、、、それは嫌ね 大の大人の泣き顔なんて」
アリサ:「誰も見たくないわ」
リョーマ:「そうかい?」
アリサ:「私くらいなら 興味あるわ」
リョーマ:「それは 悪趣味なことで」
アリサ:「でしょ?、、、ねぇ?リョーマ
リョーマ:「なんだい?」
アリサ:「今日、、、この時間だけでいいの」

アリサ:「私をシンデレラにしてくれませんか?」

リョーマ:「君が満足するまで、、、御付き合いするさ」
アリサ:「ホント?」
リョーマ:「そういう約束だろ?」



アリサ:(M)「私は恋について知らない、、、きっと、これからも」
アリサ:(M)「病弱な私を捨てた親も そんな私をここまで生かした世界も もう、憎んでいない、、、ただ」
リョーマ:「どこへ行きますか? お姫様」
アリサ:(M)「この日のために生きていたのかもしれない、、、そう思えた」
アリサ:(M)「ただ、、、それだけで」

アリサ:「ありがとう、、、リョーマ!」
アリサ:「私の恋人になってくれて!」

アリサ:(M)「私は、、、幸せになれた」

リョーマ:(M)「手が冷たい、、、先程まであったはずの温もり、、、」
リョーマ:(M)「何度も何度も 消えた温もりを探して 手をさする、、、ふと、手が濡れて初めて」
リョーマ:(M)「自分が泣いているのだと気づいた」
リョーマ:(M)「それが、恋だったのか?は 分からない、、、ただ、それは忘れられない出会い、、、だった」



X・マキナ:「満足かい?」
リョーマ:「どうでしょう?」
X・マキナ:「まだ、遊び足りないのかい?傲慢だね〜」
リョーマ:「自分は」
X・マキナ:「ん?」
リョーマ:「彼女の彼氏になれたのでしょうか?」
X・マキナ:「、、、さぁね ただ」
リョーマ:「ただ? 」
X・マキナ:「私は気に入った、、、本採用だ!明日から、出勤を許可する」
リョーマ:「え?」
X・マキナ:「期待してるぞ、、、リョーマ先生 」
X・マキナ:「この世界のために 頑張ってくれたまえ」



X・マキナ:(M)「EDENは知識を求めている」
X・マキナ:(M)「人智を得ようとしている」
X・マキナ:(M)「それは、恋と奇跡と呼ばれるもの」
X・マキナ:(M)「いつか、来るかもしれない 人類の終りや 新たな生命体との邂逅のために」
X・マキナ:(M)「今日もEDENは 人の終わりと幸せ を記録し続けている」
X・マキナ:「人の命の価値が出る、、、終わりを」
X・マキナ:「これが、とある恋人の記録さ 楽しんで貰えたかな?」
X・マキナ:「もしかしたら、、鉄くずが恋する時代も遠くないのかもね?」



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